今月19日、天童市立第三中学校の中学2年生に「誕生学」をお話してきました。
教室となった場所に138名のみんながビッシリと座ってくれて、
「後ろの席の子、見えるかな~~~??」
なんて言いながら、授業をスタートさせました。
みんな、とても元気の良い生徒さんばかり。
「みんなの命が最初にはじまった場所はどこですか~?」の質問に、
「子宮!!」と手を挙げて答えてくれて、しっかり板書してくれました。
(黒板の字は、男子生徒さんが書いてくれました!)
親が思っている以上に、子どもは知識を得ています。
子ども達が今、学校でどんな勉強をして、理解をしているのか。
“学校にお任せ”ではなくて、親がしっかりと子どもが触れて、学んでいる知識や情報を知り、
その段階に合わせて、家庭でもコミュニケーションの中に取り入れていくことがとても大切です。
「へその緒の長さは何センチでしょうか?」
「羊水の温度は何度くらいあると思う?」
子ども達が、自分がまさに産まれてきた場所のことを知ることは、
知的欲求を満たすこと以外にも、自分の原点を知ることへの喜びなのかもしれません。
たくさんの生徒さんが積極的に手を挙げてくれて、授業はとても盛り上がりました!
「自分はどうやって産まれてきたんだろう?」
「産まれてきた時、お母さんはどんな表情をしていたんだろう?」
「私もいつか母になる。どれくらい痛いの?私でも産めるの?」
子どもたちの表情からいろんな気持ちが伝わってきます。
いつか、自分が望めば“親”になれる未来の大人である子どもたちへ、
大人はどんな風に、“性”と”生”を伝えていくのか。
「なんて伝えたら良いのかわからない」
「いつから話せばいいんだろう」
「自分も親からそんな話は聞かなかった」
そんな言葉で子ども達の素朴な疑問をはぐらかさずに、
大人自身が性を学び、生を感じて、言語化して応えていく。
日々の態度や表情で伝えていくことを忘れない。
こどもはいつも、大人の背中を見て、学校で得た知識を家庭の中で腑に落としていくのですよね。
“産まれる”を伝えることは、“生きる”を伝えること。
どんな伝え方にも正解も不正解もないのだけれど、
想いを伝える”言葉”を持ち合わせていなければ、コミュニケーションは不消化に終わってしまうことも。
誕生学は、
「正しく、優しく、ロマンティックに“性”を伝える」プログラムで構成されています。
学校の授業と併せて、外部講師の授業として取り入れて頂くと効果的です。
最後まで真剣に、元気よく聞いてくださった天童市立第三中学校2年生の皆さん!
いよいよ4月からは中学校最後の学年となりますが、
自分の心と身体を誰よりも大切にできるのは“自分自身”です。
命のパワーを使って、自分が喜ぶ生き方をしてくださいね!
ありがとうございました。
◆中学校1年生・2年生・3年生
それぞれの学年に合わせて授業をさせて頂いております。
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